業界相場についての考察

最近、業界相場よりも安価な物件についての打診が多数寄せられております。相場より低価格であるためか、毎年主任技師が契約更新を行わず、設置者が新たな主任技師を探す事業所が見受けられます。(相場より安価な理由はビル管理の取り分が多い所も稀にあります)

そのような(値段が重視の)ご相談を受けた際には、委託費用が安価な保安法人をご紹介することもございます。ただし、その場合、質の担保が難しいことが多く、例えば80歳以上の知識が乏しい技師が担当になるケースなども伺っております。

逆に、相場より高い保安法人も要注意です。

信頼できる主任技師に長期にわたり委託するためには、業界全般において適正な価格で契約することが双方にとってメリットがあると感じております。

以下のような物件は、主任技師の間で受任を避けられる傾向があります。よくある事例として、先輩からの依頼で受任した場合でも、1年後の契約更新に応じられないことが多く、設置者様やビル管理様は新たに安価で引き受けてくれる主任技師を探すことになります。

  1. 月次点検が相場以下の物件
  2. 年次点検が月次点検に含まれる物件
  3. 毎月点検が必要な物件(現在の主流は2ヶ月に1回の訪問です)
  4. 電気メーター検針のための毎月点検の物件・・さらに、指定された日時や曜日に対応可能な主任技師を見つけることは非常に難しいと思われます。
  5. 電気料金計算、請求書発行まで対応する物件・・そもそも保安規定外の行為となります。また、電気料金計算の専門家でもありません。請求書発行も然り。
  6. UG SやPASの無い、もしくは更新しない(波及防止機器)
  7. 今だに手形決済の物件

主任技師の確保にお悩みの方は、”無償”でご相談に乗り、アドバイスさせていただきますので、どうぞお気軽にメールにてご連絡ください。

月次点検報告書の内容や更新の内容、年次点検の内容を精査し、セカンドオピニオンとしてご活用いただければと思います。

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