大田区の町工場の受電設備(キュービクル)|工場ならではの注意点と保安管理
大田区には、金属加工や部品製造などの町工場がたくさんあります。工場の高圧受電設備(キュービクル)には、事務所ビルとは違う注意点があります。この記事では、大田区で保安管理を行っている電気主任技術者の立場から、町工場ならではのポイントを分かりやすくご紹介します。
大規模プラントの電気設備を守ってきた技術者が担当します
代表の大滝は、東京都下水道局の南部スラッジプラント(当時アジア最大級といわれた、22kV特別高圧受電の下水汚泥処理施設)で、電気保全チームのリーダーを務めてきました。
多くの機械が動き続ける大規模プラントで、電気設備の保全に携わってきた経験は、機械がたくさん動く町工場の受電設備にも、そのまま生きています。工場の設備のことは、安心してお任せください。
町工場の受電設備で気をつけたい5つのこと
1. 機械を止めにくい
年次点検では、基本的に電気を止めて点検します。納期や生産計画に合わせて、停電の日時を早めに調整することが大切です。
2. 粉じんや油煙がたまりやすい
金属粉や油を含んだほこりがキュービクル内にたまると、湿気を吸って絶縁が悪くなり、漏電や事故の原因になることがあります。
3. インバーター機器の影響
インバーター付きの機械が多い工場では、漏れ電流の測定値が高めに出ることがあります。数値だけで判断せず、機器の構成や負荷の状態をふまえて評価することが大切です。
4. 設備が古いことが多い
長年使っているキュービクルでは、変圧器やコンデンサ、開閉器の更新時期が近づいている場合があります。計画的な更新で、予期せぬ停電を防ぎます。
5. 機械の増設で容量が足りなくなる
新しい機械を入れるときは、受電設備の容量に余裕があるかの確認が必要です。導入前に相談いただくと、あとからのトラブルを防げます。
古いコンデンサ・変圧器はPCBの確認を
古い高圧コンデンサや変圧器には、PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含むものがあります。低濃度PCB廃棄物の処分期限は2027年(令和9年)3月31日です。
PCBを含むかどうかは、機器の銘板(型式・製造番号・製造年)を確認し、メーカーへ問い合わせて判断します。メーカーで判断できない場合は、濃度の測定が必要です。銘板の確認からご相談ください。
工場の停電はそのまま損失につながります
工場の電気が止まると、生産が止まり、納期の遅れや、加工中の製品のロスにつながることもあります。さらに、自社の設備の事故が電力会社の配電線に広がる「波及事故」になると、近隣の工場や住宅まで停電させてしまうおそれがあります。
こうした事故を防ぐために、UGS・PAS(事故の影響が外へ広がるのを防ぐ開閉器)の状態の確認や、保護継電器の試験を定期的に行うことが大切です。
大滝電気管理事務所ができること
- 工場の稼働状況に合わせて、年次点検の停電日時をご相談します
- 点検結果を「早めの対応が必要」「計画的に更新」「経過を確認」に分けて、分かりやすくご説明します
- 古い設備の更新について、必要性と優先順位をふまえてご提案します。不要な工事はお勧めしません
- PCB含有の可能性がある機器の確認について、ご相談に応じます
- 機械の増設や設備の変更の前に、受電設備の容量などを確認します
- 代表の電気主任技術者が、ご相談から点検まで直接対応します
対応エリア
大田区を中心に、拠点から車でおおむね20分以内の地域に対応しています。下丸子・矢口・鵜の木・糀谷・羽田・平和島・昭和島・京浜島・城南島など、工場の多い地域もお任せください。

